『光まで5分』桜木紫乃
# by 39-unepomme | 2022-02-18 07:55 | 素敵な本や歌♪ | Comments(0)
『光まで5分』桜木紫乃
# by 39-unepomme | 2022-02-18 07:55 | 素敵な本や歌♪ | Comments(0)
そろそろ手が痛くなってくるからこのくらいまでにしとこう笑
# by 39-unepomme | 2022-02-11 09:59 | 素敵な本や歌♪ | Comments(2)
・『奔流の海』伊岡瞬
# by 39-unepomme | 2022-02-11 09:25 | 素敵な本や歌♪ | Comments(0)
本を読んでいるので記録したいと思いながらはや数日、数週間?
# by 39-unepomme | 2022-02-11 08:16 | 素敵な本や歌♪ | Comments(2)
わたしが最近出会った素敵な漫画について。
「よりみちエール」
登場人物のひとりが、よりみちさんとゆって、もと映画監督なんだけど、あるきっかけで、しばらく映画を撮る仕事から遠ざかっています。
そして、映画を撮ったときに起こった、ある出来事がトラウマみたいになってて、自分ではそれを、自分がおかした罪なんだと思っているから、もう映画は撮らないわけです。
この監督の映画を、超落ち込んでいる時に見て、光をもらったのが若く見える男のほう。アランくん。彼は役者のたまごです。
アランくんは、よりみちさんの映画を見て以来尊敬して全部見てるわけだけど、ひょんなことから二人が出会います。
よりみちさんは、もともとビールだいすき、それもクラフトビールとかこだわりのビールを提供してくれるお店にふらっと寄り道して帰るのがなによりの趣味で癒し。
アランくんは、憧れのよりみちさんと出会えたことで、ビールは苦いとしか思っていなかったのに、僕もビール好きです!寄り道ご一緒させてください!!!とか言う感じでお願いするわけです 笑 かわいいなぁ……愛だな 笑
この漫画は、じっさいにビアジャーナリスト協会の藤原ヒロユキさんが監修されていて、「ヒロユキエール」と題して、ビールについての豆知識と、実際においしいビールを飲めるお店を紹介するコラムがはさまれているんです。なんて贅沢な!!
ビールと一口に言っても、かなり個性があるところが面白い。あと、世界史が自分のライフワークでもあるところからすると、ビールというのは、世界史にとってかなり重要というか。
だって中世ヨーロッパでは、小麦大麦とかそういうものが農民の重要な食糧だった、そしてビールもどろどろの状態で、食糧の一部として、あるいは生水がまだ浄水がちゃんとしていないから、そのかわりにビールを飲んだ方が安全だったし、みんな、ビールをそれこそ、命の水として飲んでいたんです。
近世とか、産業革命になると、イギリスにはジンとか、安価でアルコール度数が高いお酒が労働者階級に広まって、過度に依存して問題になるけど、そのときにジン横丁が酒でへべれけになってる、暗い絵柄で描かれるのにたいして、
ビール横丁の絵は、すごく幸福そうに描かれているんです。
ビールって黄金色だし(もちろんいろんな種類があるから一概にはいえないけど)、ビールというのは酒の歴史のなかで長らく、幸福の象徴みたいなイメージなんです。なんだか素敵ですよね
ビールの歴史をさかのぼると、ワインとおんなじように、古代文明、メソポタミアだとかまでさかのぼって、古代ギリシアとローマ世界、うーん、そうだな、そのへんではどっちかといえばワイン贔屓で、まぁブドウが栽培できる地域かどうかってことが関係してるんだけど、
でも、たとえば古代エジプトでは、ワインは神々に供されたり、ファラオのお墓にワインを入れる壺であるアンフォラがいっしょに入れられたり、貴族階級のみの飲み物だったのに対して、
ビールというのは、庶民が親しむ飲み物だった(大麦とか小麦とかそういうのが庶民の食糧だったからそのおなじ原料からつくるお酒も)というのは、なんだか、ビールの親しみやすさって昔からなんだーと思ってたのしい事実ですね。
だからこそ、高度な文化文明を古代世界で誇った古代ローマ世界では、ワインが神話の神々にふさわしい酒であるのにたいして、ビールは蛮族の酒とされたり、蛮族とみなされたゲルマン人にはワインなんかやらないぞ、って貿易制限したりもしたけど
うん、けっきょくのところは受け入れられたり、中世の修道院では、ワインだけじゃなくビールもつくられていたって面白いですよね。
古代だとビールの発酵って、こう、パンを焼いてそれをタネにおこなったらしくて、だから中世の修道院でもパン焼き窯のある部屋とビール醸造の部屋っておんなじだったりするんですよね
食べ物とか、命の源、そして、庶民にもなじみ深い所がビールの魅力ですね
まぁ、ビールにもいろいろあって、下面発酵と上面発酵、ラガービールの誕生あたりもすごくおもしろい話だなと個人的には思うけど長くなるし脱線してるから割愛 笑
ラガービールが一般的になったし、なにより味が飲みやすいし、つくるときに失敗しにくい(ゆっくりと、低温で発酵させるから)として広がってからも、イギリスでは上面発酵に固執して、いまのパブにつながる文化ができあがったとこも面白いですね(割愛してない)
イギリスって、ヨーロッパの歴史をみていると、島国だからか我が道をいってるなぁって印象が強いけど、ビールの歴史からみてもそうなんですよね
失敗しやすいかもしれない、技術が必要な伝統的なビールづくりを、安定的につくれるビールづくりにかえるんじゃなくって、
それじゃあ技術ある職人を育てて職人が受けつぎゃいいんじゃんっていうのがイギリスの、なんていうかこう、一度これと決めたらそれを貫くかたくな?とかジェントルマン気質、レディファーストっつったらレディファーストだ、とか英国紳士のこう、型にはまったありかた、とも通じる気がしますね
個人的にはIPAがすごく好き、ポーターの発祥の話も面白い
肝心の、素敵な漫画の話にもどります。
この『よりみちエール』とゆう作品、その、もと映画監督と、役者の卵くんが、意気投合してはビールを飲み歩いたり、その、芝居について語ったりする作品ですが、2巻で完結です。
2巻完結で、かなり感動するし(泣きました)、買って損はないですよ(∩´∀`)∩ぜひぜひ
誰もが、外から見たらすっごく才能があったり恵まれていても
(映画監督の才能があったり、俳優くんはすごくイケメンだとか、二世俳優といえば、名前は知られやすいから知名度に関して、苦労することは少ないと思います)
苦悩を抱えていて
そして、誰もが、偶然か必然か、うーん、わたしとしては、それが素敵な運命だったんだろうなって思いますが、べつの人の挫折とか、べつの人の産みだした作品とか、あるいは、意識していない行動や言動、ぽろっとこぼした言葉1つに、救われているんです。
そういうの、あると思うんです。
自分が生きていることで、もしかしたら、あるときに、だれかの光になれるかもしれない。
わたしにとっても光と思う人とか、作品がある。
それは一方通行かもしれない。
それが双方向とゆうのは、ほんとうに、ほんとうに奇跡だと思う。だんだんそう思ってきた。
それが、生きてる意味だとも思うかな。
うん、まぁ、奇跡はたまーにしか起こらないんだけど。
作者の敦森さんの原画展&カフェにお邪魔してご本人にお会いして、サインもいただく機会にめぐまれました
すごく穏やかで素敵な方でした。ほんとに、ありがとうございました♡
これからも、ふんわり人の心の癒しと光になるような漫画をたくさん描いてください
応援しています(*´▽`*)
よりみちさんと、アランくんはかわいい二人だなとおもう。
年の差も尊いですよね。
年上はがんばってかっこよくみせるし、年下も背伸びして、見合う人間になろうとする。
この二人の関係はいわゆる、古代ギリシアのプラトンが言う、徳としての愛、エロースだとおもう、
古代ギリシアにはじっさい、将来有望な芸術家を、年取った芸術家がこう、面倒見つつ恋人みたいでもあり、みたいな関係だったみたいだから、なんとなく、よりみちさんとアランくんの関係に、そーゆう美しいエロースを感じました。
そう、自分を成長させ、高める愛です。
いいな、そういうの理想ですね
えーと、プラトンにとってはようするには、この世界は洞窟にうつしだされた影で、外にほんとの世界、いわゆるイデア界があるって考えるから
まぁ、イデアに完璧にたっすることができるのは死後なんだけど、
ずーっと、エロースを持って自分を高めて、エロースで高みに憧れ続けていると
あるとき、ごくたまーに、それはたまにふる神の啓示のように、
イデアのありようが垣間見える瞬間があると考えるんですよね
なんか、そういうのわかる気がします
朱子学の朱子が『大学』でゆう、豁然貫通ですね
たまーに、
わぁ、いままでつらかった全部がつながった!!とかゆう瞬間がたぶん人生の中にたまー---にあって。
アランくんとよりみちさんが、心を通わせたとき、その瞬間の景色を二人で一緒に見たんじゃないかなって思う。
うん、わたしの解釈ですが 笑
映画も漫画も小説もドラマもアニメもなんでも
フィクション世界の持つ力ってある
わたしもそれを信じています。
それをつくっているのが、自分とおんなじ、生身の人間だから。
今あるものもだし、ずーっと昔のものも、全部。
わたしの興味があるのは人間、ただそれだけ。だからゲーテとおんなじ。
できれば愛し愛される場所に毎日帰れる人生になることを願って。
ま、愛の形はそれぞれだから。
素敵な出会いに感謝です。
✿りんご
# by 39-unepomme | 2022-01-21 15:39 | 素敵な本や歌♪ | Comments(0)
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